1:異国の空
2:赤い靴
3:サニー
4:ハッピーエンドに憧れて
5:生命線
6:白い日記帳
7:カラビンカ
8:水芭蕉
9:夢の花
10:クリオネ
11:雨に打たれて風に吹かれて
12:真夜中のライオン
13:ブラックホールバースデイ
14:コバルトブルー
15:バトルイマ
En.1:舞い上がれ
En.2:涙がこぼれたら
En.3:光の結晶
En.4:刃
フェス以外なら、パルスぶりのワンマン参戦!
出たアルバムと言えばB-SIDEだし、でもカップリングだとマニヘブと変わらんしセトリどうなるのかなー想像つかないなーと全情報シャットアウトしてたら!!!ら!
一曲目から「異国の空」ですよもう。どあああああ、ですよね!B-SIDEのツアーですよね!本当にありがとうございます!!!!夢の花までの流れと、大ラスの刃が良かったねえ。
相変わらず飛ばすところもあれば、大人の余裕のようなものも見えたりして、風格が出てきたのかなあ。
「ハッピーエンドに憧れて」は名曲だね。鬱屈した生活と納得いかないのに納得しようとしているゴミみたいな自分との折り合い、それでもできることに手を付けるだけで、何となく変わる気がする・・・・生きることに苦しんだことがある人間なら通るであろう状況をとても的確に歌い上げてると思う。この、なんとなく変わる気がするっていうのにとても救われることがあるんだ。実際はすぐには変わらないからまたすぐゴミになるんだけど、どうにかこうにか生きられるんだよな・・・・。そこから「生命線」という流れは完璧。このメッセージ性が強い曲からどう繋げるんだろうと思ったらこの曲ですよ。この曲がリアルタイムの頃は個人的にとてもずぶずぶの時期だったので、シンクロ率が大変なことになるのだ。何度も書いてるけど。少し泣いてたら、隣の夫が手を繋いでくれたんだよ。その頃のあたしに教えてやりたい、「きっついだろうし、誰もわかってくれねえと思ってるその絶望はなんだかんだ何とかなる。今はとても信じられないだろうが」
そこからコバルトカップリング兄弟ね。今回のバックホーン百鬼夜行はここで登場。思うに、バックホーンのLIVEはどこかで必ず百鬼夜行が現れるのよ。ある時はゲームの時だったり、アカイヤミの時だったり、墓石フィーバーだったり。これが無いとね、やっぱり。何せこの日はハロウィン!和製ハロウィンを目撃したのであります。栄ズン先生も黒い舞を披露してくれた。
しっとりとした「水芭蕉」は将司の声がのびやかでとても心地よかったなあ。ツアー最終日ってこともあって、少し掠れてたけどそれでも、流星が夜空をかけぬけて〜って所、美しかったよ。
「バトルイマ」では、将司が「この曲は皆で一緒に唄いたい」って言ってて、CDだとそんなに好きじゃないんだけど、LIVEでもやっぱりそんなに好きじゃなかった(ごめんね)滾るのは、あの曲が一番・・・・・
最初のアンコールラスト、「光の結晶」
イキルサイノウが大好きだし、リアルタイムでバックホーンにハマった時期ではあるんだけど、大ラスにこれは納得いかねえぞーーーー、光の結晶では帰らねえぞ!!!と「や、い、ば☆や、い、ば☆」とコール。で、ダブルアンコ、大ラスでは「刃」
うおああああああああ!!!
刃ってなんであんなに人を野武士にさせるのかね。戦に駆り立てる曲だよね。
狂
奔
(ドリフターズ風)
この曲と「無限の荒野」はバックホーンを「らしく」表した曲だと思います。「魁!男塾」の主題歌ってのがねまたね(笑)これ、ベストに入ってるんだけど、その辺「太陽の中の生活」「THE BACK HORN」と個人的にあまり冴えないアルバムが続いてたので、げんなりしてたんだ。そこをこの曲で引き戻された。そしてこれはロックバンド屈指、「日本人の血が滾る曲」でもある。ひたすらに熱い。「ハッピーエンドに憧れて」が陰の力で引き上げるならこれは「陽」だ。桜吹雪、日本刀、月明かり、いざ征こう。
90年代半ばから後半の日本のバンドが消し去った洋楽コンプレックス、それらに影響を受け、日本のロックバンドとしての養分を存分に吸い上げ体現した純正、そんなところ。これやらないときは「無限の荒野」でお願いします。どっちかは必ず聴きたいねえ。
それにしてもスタッフにも愛されてる。曰く「100万枚とか売れないから、15周年なのにトロフィーとかもらったことないし、そしたらスタッフさんがお金出し合ってトロフィー作ってくれた」とのこと。
女将がクリスタルのトロフィーを掲げて説明してくれました。
栄ズン先生はベルトがゆるいらしく、股間をまさぐってたところを女将に突っ込まれ(笑)
女将に「おれが警察なら公務執行妨害だ」と。それでいきなり栄ズン先生「なあ、あのバンド良かったよね」と話し出す。どうやら楽屋で聴いてたどっかのバンドのことらしいんだけど、こっちはそんなん知らないからいきなりぶっ込んできたズンに????状態。またしても女将に「うん、それは楽屋で話そう」と言われてました。何この人可愛い。あちゃーみたいな笑顔しないで、可愛い。
刃ではズンの上に将司が乗っかってたらしいよーきゅん。
ということで、久々にホーム感のあるバックホーンワンマンでした。いい意味で変わってないってことを確認して、そんなバックホーンが二十歳の頃からあたしはずっと好きだなあと思いつつ、今日は首が痛いです。15周年おめでとう。続けてくれてありがとう。