バー教授のクロコダイル調査隊という番組がある。
クロコダイルとはいうものの、大型爬虫類全般をバー教授と共に追い掛けるというもの。
ナショナルジオグラフィックチャンネルでやっているのだが、ワタクシこの番組、というかこのバー教授のヘビーなファンである。
この教授、はっきり言って阿呆だ。
ナイルワニやらイリエワニやらを高枝切りばさみみたいな華奢な道具一本で捕獲、あとは素手でワニを抑えて上に乗っかり、はしゃいでいるのである。
アフリカニシキヘビ(極太)を握って持ち上げてははしゃいでいるのである。
挙げ句、ボア(滅茶苦茶でかい蛇、無毒)に鼻の頭をぱっくりやられて、血ぃだらだら流しながら「いやあ、危なかったよ(笑)」などと笑っている。
危なかったもなにも、血ぃ出てる時点でアウトだろ、と此方の突っ込み魂に火をつける男、ブレディ・バー。
きっと彼はワニに喰われるかニシキヘビに締められてその一生を終えるだろう。
しかし羨ましい。
目当ての5メートル超えのニシキヘビを見付け、嬉しそうにテンションMAXで走りながら
「僕は大きな蛇が大好きなんだ!」
と叫ぶ様に思わず
「アタシも!」
できるならば、ワタクシもヘビやワニやトカゲを追い掛けていたい。
しかし爬虫類学者に限らず、フィールドワークを主とする学問は体力勝負、ワタクシには夏フェスをどうにか乗り越えるぐらいしか体力がない。肺も実は弱い。
コモドドラゴンを撫でた爬虫類キチガイとはいえ、CITY派、お風呂に毎日入れないと狂いそうになる。
あ、最近ふと、あれはコモドドラゴンだったのかと疑問が沸いてきた。
番組で見るコモドドラゴンの舌はどれもピンク。
アタシが触れたコモドは紫だったのだ。
もしかしてミズオオトカゲだったんじゃないかと最近思いはじめた。
ちなみにミズオオトカゲもかなりでかいトカゲで、こいつの舌は紫。
記憶ではコモド特有のバクテリアまみれの涎も垂らしていなかった。
しかしコモドと書いてあったしスタッフもそう言っていたのだが…。
ミズオオトカゲのような斑点模様もなかった…。
大きさもミズオオトカゲにしてはでかかったし。
やはりコモドか?
これが気になってからというもの、またバリに行きたくて仕方がない。