どんでん返し。
どんでん?
ってことで、「どんでん」について書いてきたい。
辞書でも調べず、ぐぐらず、ひたすらこのどんでんに関する憶測だ。
どんでんって何?
まずはその形状だ。
どんでん返しと言うぐらいだから、返すことのできるものなのだろう。
妖怪・枕返しだって、枕を返すから枕返しなのだ。
しかし、枕と違って、どんでん返しというのはあっと驚くような瞬間だ。
感動すらも、また悲嘆すらも喚起する。
ならば、やはり大きいと思われる。
小さいどんでんなど、「っふーん」で終わり、そのままトイレ休憩だ。
大人一抱えじゃ足りないぐらいかもしれない。
大人一抱え程度なら、
適任として「ちゃぶ台返し」が既に存在する。
うーん、ここは一つマイクロバス程度と想像しよう。
勝手に、ひっくり返して驚く大きさで、なおかつひっくり返せないことも無いものとして思いついたのがマイクロバスだったのだ。
横に倒すのではない、ひっくり返すのだから。
そして、どんでん返しの大きな特徴として、「それまで、まあ余程のことが無い限り、ひっくり返らないだろうものがひっくり返る驚き」という点がある。
ひっくり返らないものがひっくり返る驚きとして、
中尾彬の声を推挙したい。
あの低音、そして演技の重たさ、そうそうひっくり返らないだろう。
作中で意外なことが起こったときの「何?」も、ぴーちく騒ぐことなく「…なにぃ?」
この「…」が重心を低くしている。
以上、2点をふまえ、どんでんとは
マイクロバス大の中尾彬という結論である。