棺をまたいで漕ぎまくれ
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横浜美術館【松井冬子展―世界中の子と友達になれる−】
大好きな日本画家、松井冬子さんの個展に行ってきました。


http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/


テレビや雑誌やなんかで見るのとは全然違いますね。や、もう何度も言うけど音楽にしろ、絵画にしろ、生がいいです。素晴らしかったです。
完成品だけじゃなくて、スケッチや構成の試行錯誤のあとなども展示されていて、物凄いボリュームでした。しかも、彼女の作品のコンセプトを提示したいという考えのもと、一つ一つの作品にキャプションがついていて、とても親切。

恍惚とした女の美しい内臓や入水自殺する象の深い瞳や、虚ろな瞳で浮遊する女が持つむしられた鳥や、双頭の蛇・・・千鳥ヶ淵の水面に映る満開の桜・・・・・それらが圧倒的な情感で迫ってくるのです。
特に私の大好きな『夜盲症』という作品は、女の長い髪が恐ろしく、しかし不思議な浮遊感でした。
表題の『世界中の子と友達になれる』は、冬子さん自身がものすごいエネルギーで制作にあたっていたのが伝わり、恐ろしいくらいでした。スズメバチのフォルムはクール!

そして、今回は『浄相の持続』を含め、松井冬子さん版九相図が展示されています。
9枚すべては無いんですが、これもまた・・・・蛇好きにはたまらない1枚もあります。無常感。

まだもうちょっとやってるんで、行ける方是非。
/ 00:12 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
'08.3.4【柄本明一人芝居 煙草の害について】
元・地元で、まさかの柄本さん一人芝居。
こりゃー行かなきゃなるまいと、観にいってきました。

チェーホフ作の「煙草の害について」という作品なんだけども、おそらく元ネタはほとんど原型をとどめてないんじゃないかと思うぐらいに素敵な柄本カラーでした。
ええと、うん、原作読んでないけどね。
原作読んでなくても、そう思えるっていうこのパワー。

ほどよく下品で笑えて、共感して、思わぬ素敵な台詞に胸を打たれて、ほっこりする。
カーテンコールで出てきた柄本さんが少しお話するんだけど、これまたこの方の色というか地というか、そういったのが見え隠れしてますます好きになりました(笑)
/ 22:18 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
【ART DUVERSEUM 草間彌生展】
見るたびに、こちらをむず痒くさせるアーティストといえばこの人、草間彌生。
まさかこちらで見られるとは思いもよらず、大風雪のなか行ってまいりました。
京都で開催されてたものよりは大分規模は小さいですが・・・・。

ぷちぷちぷちぷち

メイン会場は某ホテル内現代美術館。
ここは草間氏の生涯テーマのひとつ、南瓜ばかりを展示してます。

ああもう・・・この妙な浮遊感。
表現する形は違えど、テーマは南瓜。
どこかコミカルで微笑ましいが、キャバスに一粒一粒描かれた精巧なドットは脅迫的だ。
ラメラメの果物かごという作品は、物凄い欲しかった(笑)

あとは全世界に先駆けて、発表&展示されたフェラガモとのコラボレート作品。
上のフライヤーの左にうっすら写ってるそのバッグです。
財布とセットで、限定200個。
ええと、45万超でした。買えねぇよ(笑)
しかもこの写真だとわかりにくいけど、相当気持ち悪いバッグです。
持ってたら10人が10人振り返るような。
うーん、欲しい(笑)
/ 22:39 / 分類できない芸術の話 / comments(2) / - /
うさぎin監獄
最近ハマってしょうがないものがある。
元マフィアのボスで死刑囚のキレネンコと一般市民、プーチンの監獄ライフを覗くことだ。

知ってます?

【ウサビッチ】

最初は、ああよくあるショートアニメねとか流して見たんだけど、これがねー癖になる。
さくっとバイオレンスでリズミカル、それでいてキュート。
監獄編では「リンチの時間」が、脱獄編では「狙撃注意」が、それぞれ好きです。

いつもキレネンコの無茶苦茶が目立ってたんだけど、プーチンもやればできる子だと判明しました(笑)
どMのオカマひよこVSどSのキレネンコの絡みがまたいい。
/ 14:59 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
みのるたん
今Yahoo動画で見られるんだよ。鳥肌実中将の演説が♪

・・・・大爆笑ですよ、もう。

アタシはここに伏字無しで内容を書き連ねる勇気は無いけれども(笑)
学会とかI田D作とかね、うん。

そういやアタシが働いていた大手中古屋B◎◎K◎◎Fでは、「買取禁止リスト」に「I田D作」の名がしっかり書いてありました。

買い取っちゃいけないんだ。

そうそう、こないだのバーベキューで政治の話になりかけたんだわ、したら、S君が

「酒の席での政治と宗教の話はやめようぜ!」

と(笑)
確かに。争いってのは避けたいものね(笑)
/ 23:19 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
死ぬのが怖くない
死ぬのは怖い。
タイトルと違うやんけという皆々様、しばしお待ちを。

だって、怖いじゃないすか。
痛いし何が待ってるか知らんし。

でも。
このCDに収録されている【地獄八景亡者戯】(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を聞くと、「死ぬっちゅーのはそない悪いもんでもないのんか」と思わず枝雀師匠の口調で思ってしまうのです。

まあ、どんなお話かと言いますと、人が死んで、閻魔様の所へ行って裁きを受けてという死後の一連の流れを、亡者たちや鬼達をまじえて、進めて行くという、まあ大雑把に言って、こんな感じですわな。

もちろんCDなので、映像はありません。
枝雀師匠のアノ顔や動作が見られないのは大変残念ですが、それでも、コンポの前で腹かかえて大爆笑。
類稀な話術とスピードに、中だるみすることなく、へとへとです。

落語興味無いわ、というアナタ、一席どうです?
/ 23:04 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
ルートヴィッヒ美術館コレクション ピカソ展
数少ない休みなのに、わざわざ盛岡まで遊んでくれたKにお礼(笑)
ってことで、金曜に行ってきました。ピカソ展。

ピカソの「梟」が大好きで、今回この現物見られるってんで浮き足立ってました。

「愛、愛に生きるぞピカソ」と決心させられた。
91年間数々の女性と浮名を流した先輩に「勉強しやっす!」って感じで。

ミノタウロスシリーズの音の無い物語、淫乱で狂暴だけどうちのめされる。
人間の剥き身だミノタウロス。

で、本物「梟」
中学ん時に、部活の顧問の先生(美術部)がお土産にくれたポストカードがこの梟で、以来ワタクシはこいつが見たくて見たくて仕方が無かった。

予想通りの大きさで、予想以上にキュート。
正面からしか知らなかった梟。
横から見ると顔が違う!
ほわー。欲しい。

聞けば個人蔵のコレクション。
開いた口がふさがらない。

「銃士とアモール」
とっても楽しい画面とその大きさ!
食べられそうな勢いで、でも銃士の顔はどこかメランコリック。

帰りに「梟」と「ミノタウロマキア」のポストカードを買って帰宅。
/ 17:02 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / - /
右に行けば左に行けば
こないだの土曜かな?確か。
横尾忠則御大の特番やってましたね。
近頃の主題ともいえる{Y字路}を特集。


横尾忠則 Y字路
横尾忠則 Y字路
横尾 忠則

大きな怪人二十面相が一枚はブルーを基調とした画面に、一枚は黄色を基調とした画面に対になるように描かれた新作は、気持ちが悪くなる不吉感と無茶苦茶な展開を当然のように受け止める夢の浮遊感に似ている。

今年で70歳のこの老人に勝手に飲まれる小娘は、またしても、眩暈。
/ 16:47 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / trackbacks(0) /
優作トーク
うーん、良かった。

何って、「蘇る松田優作」という特集番組。
コメンタリーにリリーさんってのが功を制したね。
松田美由紀も。

なんつったって、「野獣死すべし」
あのキレキレっぷり、エロい。
そして、やっぱ息子は似てるなあとつくづく。
「青い春」の静かなキレ具合は血筋だ。
でも、七光りとは言わせない役者の色。

2002年。東京。
酒呑みの知り合いが「ベニちゃん、これあげる」と電車のなかで手渡してくれた紙袋。
大学受験、正に3校目を受けようとする時だった。

中には

「ブルースリー ノーツ」



「優作トーク」


が入っていた。
18の冬。
/ 00:11 / 分類できない芸術の話 / comments(0) / trackbacks(0) /
ベケット【エンドゲーム】
打つなら斧で打て。犬はダメだ!無いなら竿だ!
終わらせてくれ。棺桶に放り込んでくれ。
キスをしてくれ。せめて手に。


「いやだ。あんたに触りたくない」



手塚とおる、柄本明のベケット。
エンドゲームを観ました。

たった今、教育テレビでやってたのです。

不条理劇との触れ込みで、初めての経験です。
上記の言葉の羅列がただひたすらリフレイン。
/ 00:11 / 分類できない芸術の話 / comments(2) / trackbacks(0) /
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